M-1グランプリでの衝撃的な優勝以降、その独特なキャラクターで世間をざわつかせているお笑いコンビ「たくろう」の赤木裕さん。
テレビ画面越しに見せる挙動不審な動きや、どこか頼りなさげな言動を見て、「これは素なのか? それとも計算された演技なのか?」と疑問を抱いた方も多いのではないでしょうか。
アー子実は、あのおどおどした振る舞いの裏には、緻密なネタ作りと天才的な機転が隠されているのです。
この記事では、赤木さんが「頭いい」と言われる理由や、伝説となった「KSD」発言の真相に迫ります。
この記事で分かること
- 京産大「KSD」発言に隠された奇跡と知性
- ネタ作り担当・赤木が見せる分析力と観察眼
- 相方・きむらが語る結成秘話と第一印象の凄み
この記事を読み終える頃には、赤木さんの「キョドり芸」が単なるキャラではなく、知性に裏打ちされた高度なエンターテインメントであることに気づき、彼らの漫才をより深く楽しめるようになるはずです。
たくろう赤木は頭いい天才?
お笑い界において「天才」と呼ばれる芸人は数多くいますが、たくろうの赤木裕さんもまた、その称号にふさわしい非凡な才能の持ち主であると言わざるを得ません。
一見すると、目が泳いでいたり、小声でボソボソと話したりと「挙動不審」なキャラクターが先行しがちです。
漫才において、自身のキャラクター(この場合は「陰」や「不審」な要素)を客観視し、それを笑いとして成立させるためには、高度なメタ認知能力が必要です。
赤木さんは、自分がどう見られているかを正確に把握した上で、観客が「ツッコミたくなる隙」を計算して作り出しているのではないでしょうか。
また、M-1グランプリという極限の緊張感の中で結果を残すメンタルと、その後のメディア対応で見せる予測不能な言動のギャップも、彼の知性を感じさせるポイントです。
そこには、計算された(あるいは天性の)「愛されるポンコツ」としての知的な戦略が見え隠れしています。
次章からは、その知性が垣間見えた具体的なエピソードとして、大学名にまつわる「KSD」騒動や、相方が語るネタ作りの裏側に迫っていきます。
挙動不審な演技と京産大KSDの真実
赤木さんの「頭の良さ」や「持っている男」ぶりを決定づけたのが、M-1グランプリ決勝でのある発言と、それを取り巻く出身大学の偏差値や反応にまつわるエピソードです。
偏差値は?経営学部での学び
京都産業大学は「産近甲龍」と呼ばれる関西の難関私立大学グループの一角を占めており、経営学部の偏差値は45.0〜50.0程度(パスナビ参照)と言われています。
決して「超高学歴」というわけではないかもしれませんが、経営学部で学んだビジネスの基礎や組織論が、ひょっとすると現在のお笑い活動、特に「自分という商品をどう売り出すか」というセルフプロデュースに活かされているのかもしれません。
「すぐにクビになるようなバイトしかしていなかった」と語っていますが、人生の勝負どころを見極め、リスクを取って勝負に出る決断力は、経営学部出身らしい戦略的な思考とも言えるでしょう。
※エピソード参照元:オリコン公式YouTube【M-1決勝会見】
公式も反応した「KSD」の機転
赤木さんの「天才的」なエピソードとして語り継がれるのが、M-1決勝のネタ中に飛び出した「KSD」発言です。
本来、京都産業大学の略称は「KSU(Kyoto Sangyo University)」です。
しかし、赤木さんは決勝のファーストステージ、アルファベット3文字を使ったネタの中で、母校を指して高らかに「KSD」と叫んでしまいました。
会場の笑いを誘った、巧妙なボケ。



視聴者がざわつく中、なんと放送直後に大学側が粋な反応を見せたのです。
京都産業大学の公式X(旧Twitter)やホームページが、「本来、本学は『KSU』ですが、今日から本学は『京都で・すごい・大学(KSD)』を自称いたします」という、学長名義の声明を発表しました。
この迅速かつユーモア溢れる対応は、瞬く間にSNSで拡散され、たくろうの優勝を後押しする大きな追い風となりました。赤木さん自身も「KSUなのにKSDと言ってしまってすみません!!あったか大学!!!」と感謝を述べています。
KSUなのにKSDと言ってしまってすみません!!
— たくろう 赤木 (@takuroakagi) December 22, 2025
ほんとに京都産業大学のおかげで優勝できました!!
ありがとうございました!!
あったか大学!!!https://t.co/G4T7SABn2i
自分のミス(あるいは計算)を、大学公式をも巻き込む大きな笑いに変えてしまう。
この「奇跡を呼び込む力」こそが、赤木さんが天才と言われる所以なのかもしれません。
※エピソード参照元:京都産業大学公式ホームページ
ネタ作り担当としての知的な分析力
赤木さんが「頭いい」と言われる最大の根拠は、やはりコンビのネタ作りを担当している点にあります。
あの独特な世界観はどのように構築されているのでしょうか。
日常会話をネタにする観察眼
注目すべきは、赤木さんの発想の源泉です。
相方のきむらバンドさんへのユニークな返しやボケについて、「あれは考えて出ているのか?」と問われた際、赤木さんはこう答えています。
「自然に出てきます。普段の生活で誰かと会話していてもまったく別のこと考えたりしてる時があって、それをそのままネタに使ったりしています」
これは非常に興味深い発言です。
人と会話をしながら、脳内では別のシミュレーションを行っている。



つまり、並列処理(マルチタスク)ができる脳の構造をしている可能性が高いのです。
日常の会話を「当事者」としてではなく、どこか「観察者」として俯瞰で見ているからこそ、常人では思いつかないようなズレや違和感をネタに昇華できるのでしょう。
この特異な観察眼と客観性こそが、赤木さんの知性の正体と言えます。
相方が語る「初対面の衝撃」
相方のきむらバンドさんは、コンビ結成のきっかけについて、「同期がみんな口を揃えて『赤木ってヤツがおもしろい!』と言っていた」と語っています。
興味深いのは、二人が初めて顔を合わせた時のエピソードです。
顔も知らずに待ち合わせをした際、後輩である赤木さんは「5分ぐらい遅れます」と連絡をしてきました。
きむらさんは「初日からかましよるなあ」と思いながら待っていると、汗だくのおかっぱ頭の男が現れたそうです。
その姿を見た瞬間、きむらさんは「めちゃくちゃおもろいやん!」と直感し、その場でコンビ結成を決意しました。
M-1優勝後のインタビューで、漫才のキャッチコピーを聞かれた際、赤木さんは「ハイスピード小声漫才」と答え、すかさず「嘘ついてみました」と笑いを誘いました。
嘘と本当、演技と素の境界線を曖昧にし、見る人を煙に巻きながら笑わせる。たくろう赤木という男は、私たちが思う以上に「頭のいい」確信犯なのかもしれません。









