寒川神社への初詣、家族みんなで迎えたい新年ですが、「愛犬はどこまで入れる?」「ベビーカーで砂利道は無理?」「喪中だけど厄除けしていい?」と不安は尽きませんよね。
ネット上には「ペットOK」という情報も一部にありますが、実際に行ってみると規制されていたり、想像以上の混雑で断念したりするケースが後を絶ちません。
この記事では、実際の参拝者の口コミと神道のルールに基づき、以下の3点を解説します。
- 「境内お断り」の口コミも!ペット連れ参拝の厳しい現実
- ベビーカーが埋まる砂利道対策と、混雑回避の必須装備
- 忌中と喪中の違いは?厄除けを受けて良い具体的期間
事前に正しい「現状」を知り、無理のない計画を立てることで、混雑やトラブルを回避し、家族全員が心穏やかに新年のご利益を授かるための準備を整えましょう。
寒川神社はペット・犬連れのNG
「愛犬の健康長寿も祈願したい」 その気持ちは痛いほど分かりますが…
ネット上では「散歩OK」という記事も見かけますが、実際に行った方の口コミには、胸が痛くなるような失敗談が寄せられています。
【要注意】犬連れは推奨できない理由
寒川神社は、多くの参拝者が訪れる神聖な場所です。特に初詣期間中は特別な対応が取られることがあり、「行ってみたら入れなかった」というケースが報告されています。
【実際の口コミ】 「境内へのペット同伴お断りということを知らずに訪れてしまい、家族が交代で参拝することになったのが残念でした。」
「生まれたばかりの我が子の八方徐を願う親が多数来ていました。神社内はペット不可なので愛犬は連れていかない方がいいと思います。」
※参照元:Googleマップ 口コミより
このように、建物内(ご祈祷受付・待合室・本殿)がNGなのはもちろんのこと、境内(参道や広場)への立ち入り自体が制限される、または周囲の視線や安全面から「遠慮せざるを得ない」状況になる可能性が非常に高いのです。
どうしても連れて行くなら「交代で参拝」が必須条件
「遠方から車で行くので、どうしても犬も一緒になる」という場合もあるでしょう。
その際は、「家族全員で一緒に参拝することは諦める」覚悟が必要です。
- 交代制にする: 誰か一人が必ず車内、または神域の外(駐車場付近など)でワンちゃんと待機し、交代で参拝に行く。
- 駐車場待ちのリスク: 三が日は駐車場に入るだけで数時間かかることもあります。その間、ワンちゃんを車内に長時間待機させることになります。
「せっかく来たのにバラバラで行動することになった」とならないよう、事前の話し合いが不可欠です。
混雑時のペットは危険!「お留守番」が一番の愛犬孝行
厳しい言い方になりますが、三が日の寒川神社は「人の波」です。 小型犬が足元を歩くのは踏まれる危険があり、カートを使おうとしても砂利道や段差、そして人混みで身動きが取れなくなります。
愛犬を危険やストレスに晒さないためにも、初詣期間は「お家でお留守番」させることが、飼い主としての最大の愛情(マナー)と言えるでしょう。
赤ちゃん連れ・ベビーカーでの参拝は?
「赤ちゃんの初正月に八方除けを受けたい」 子育て世代に人気の寒川神社ですが、ベビーカーでの参拝は「苦行」になる可能性が高いです。
その理由は、神社の構造と圧倒的な混雑にあります。
「砂利道でタイヤが埋まる」ベビーカーは不向きな参道事情
寒川神社の参道には、清浄さを保つために深い「玉砂利」が敷き詰められています。 これがベビーカーの天敵です。
- タイヤが全く進まない: 砂利に車輪が取られ、持ち上げて運ぶことになります。
- 3時間以上の行列: ピーク時は本殿参拝まで数時間立ちっぱなしで並びます。この間、ベビーカーの操作と子供のケアを同時に行うのは困難です。
Xの口コミによると、参拝するに3時間以上かかるとの情報があり、子連れでの待ちが厳しい可能性が高いですね。
毎年恒例、八方除けのご祈祷に寒川神社へ行ってきました⛩️
— Aki🥂泡泡タイム (@akiakiakky29) January 12, 2025
お昼過ぎに着いたのですがものすごい行列…で、本殿に上がったのは3時半でした🕟神社を後にしたのは4時過ぎのこと…。
今までは節分以降に行っていたので、ここまでとは知りませんでした。… pic.twitter.com/9tZyd5Be72
公式の「ベビーカー置き場」も明記されていないため、「ベビーカーは持っていかない(または車に置いていく)」のが良いでしょう。
アー子必ず「抱っこ紐(スリング)」を準備し、両手が空く状態で挑みましょう。
3時間待ちの行列対策!「寒さ対策」と「ミルクのお湯持参」
ご祈祷を受ける場合、待合室やトイレにおむつ替えシート等の設備はありますが、初詣期間はキャパシティオーバーを起こします。
- ミルクのお湯: サーバー等の提供はないため、魔法瓶で必ず持参してください。
- 寒さ対策: 待ち時間はほぼ「屋外」です。赤ちゃん用の防寒ケープはもちろん、並ぶ親御さんの防寒も徹底してください。
狙い目はいつ?「1月4日以降」または「午後」で混雑回避
- 時期をずらす: 1月4日以降、できれば松の内(7日や15日)以降の平日。
- 時間をずらす: 早朝(6時台)や、混雑が緩和し始める夕方。
「どうしても三が日に」という場合は、公共交通機関(宮山駅から徒歩5分)を利用し、渋滞ストレスだけでも減らす工夫をおすすめします。


喪中(もちゅう)でも寒川神社に初詣・厄払いはしていい?
「身内に不幸があったけれど、寒川神社に行ってもいいの?」 「八方除けの神社だからこそ、悪いことが続かないように行きたい」 そう考える方は多いですが、神道のルールさえ守れば参拝は可能です。
結論:「忌中(50日)」が明けていれば参拝OK
忌中と喪中の違いは以下の通りです。
- 忌中(きちゅう): 故人が亡くなってから50日間。参拝は控えます。
- 喪中(もちゅう): 1年間。忌中(50日)が過ぎていれば、参拝・厄払い共に問題ありません。
つまり、お正月の時点で四十九日(神道では五十日祭)が済んでいれば、堂々と鳥居をくぐって大丈夫です。
鳥居はくぐらない?忌明けの参拝マナーと八方除のタイミング
忌明けであっても「喪中」であることに変わりはないため、控えめな気持ちで参拝したいという方もいるでしょう。
また、派手な服装を避け、静かに手を合わせることで、故人を偲びつつ新年の平穏を祈ることができます。



寒川神社は「すべての悪事災難を取り除く」八方除の守護神です。
喪中だからこそ、「気持ちを切り替え、これ以上の災いが起きないように」とご祈祷を受けることは、心のケアとしても非常に意味のあることだと言えます。
まとめ
寒川神社の初詣について、現地のリアルな状況と対策をまとめました。
- ペット連れ: 「境内NG」の口コミ多数。トラブル回避のためお留守番が賢明。連れて行くなら「車内で待機」の覚悟を。
- 赤ちゃん連れ: 砂利道でベビーカーは使えない。「抱っこ紐」とお湯持参で、三が日を避けた参拝を。
- 喪中の方: 忌中(50日)が明けていれば参拝OK。八方除けで心の区切りをつけるのもおすすめ。



「知らなかった」で当日慌てることがないよう、十分な準備をして、良い一年をお迎えください。







